神奈川県知事に公開質問状提出H27.8.26~回答H27.9.2

平成27年8月26日

神奈川県知事 黒岩 祐治 殿

神奈川県予防接種研究会構成員の利益相反に関する公開質問書

全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会

代表者 松藤 美香

191-0043 東京都日野市平山5-19-11

(電話・FAX)042-594-1337

http://hpvv-danger.jp

神奈川県支部代表 山田 真美子

antihpvkana@gmail.com

私達「全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会」は、子宮頸がん予防ワクチンの被害患者団体です。当連絡会は、黒岩祐治神奈川県知事が立ち上げた「神奈川県予防接種研究会に所属する、以下の2の構成員の利益相反行為について、抗議するとともにご質問いたします。

つきましては2015年8月31日までに文書をもってご回答下さいますようお願いいたします。

ご回答は当連絡会ウェブサイトにて公開させていただきます。

よろしくおねがいいたします。

  1. 医療法人社団鉄医会ナビタスクリニック理事長 久住 英二氏
  2. ロハス・メディカル発行人 株式会社ロハスメディア代表取締役 川口 恭氏

 

  1. 医療法人社団鉄医会理事長 久住英二氏の利益相反について

1 久住氏はアインファーマシーズの寄付講座に所属している研究員である

公表されている久住氏の経歴には「東京大学医科学研究所 先端医療社会コミュニケーションシステム 社会連携部門 客員研究員」と記載されています。

東京大学医科学研究所の公式サイトによれば、この研究室の責任者は上昌広特任教授であり、調剤薬局チェーン大手のアインファーマシーズの寄付講座であることがわかります。(※ 資料1)

久住医師が経営する『医療法人社団鉄医会ナビタスクリニック』は現在3施設あります。東京都の立川と東中野そして神奈川県の川崎、いずれもJRの『駅ビル』にありアイン薬局が併設されています。

上特任教授の研究室に所属し、同時にナビタスクリニックで働く医師は理事長の久住氏だけでありません。上特任教授の研究室の公式サイトのスタッフ紹介を調べると、立川院長の細田和孝氏と東中野院長の濱木珠恵氏(研究協力者)も研究室に所属していることがわかります。その他にもスタッフとして名前が記載されている坪倉正治氏と谷本哲也氏がナビタスクリニックで働いています。

http://expres.umin.jp/staff/index.html

以上のことから、久住氏はアインファーマシーズとの関わりが濃厚なクリニックの経営者であるといえるでしょう。

2 久住氏が神奈川県の委員に抜擢された理由は

久住氏は、神奈川県予防接種研究会の構成員に何故選ばれたのでしょうか。研究室の公式サイトに記載されている久住氏の経歴は以下の通りです。

http://expres.umin.jp/staff/index.html#p8

■略歴

1999年 新潟大学医学部医学科卒業

1999–04年 国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 内科研修医

2004–05年 国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 血液科医員

2005–06年 社会福祉法人 同愛記念病院 内科医員

2006年 当講座客員研究員

2008年2月−2013年12月 ナビタスクリニック立川 院長

2014年1月より ナビタスクリニック立川 医師(医療法人社団 鉄医会理事長)

■学位

なし(医学士)

久住氏は特別ワクチンの専門家や感染症の専門家では無いようです。臨床経験も少ない ように見受けられます。

3 医療法人社団鉄医会はワクチン接種で売り上げを伸ばしたクリニック

ナビタスクリニック立川が誕生して5ヶ月後の2008年11月、東京大学医科学研究所で行われた「現場からの医療改革推進協議会」での久住氏の講演内容がYouTubeで公開されています。

https://www.youtube.com/watch?v=Ti6qQTTbR4Y

https://www.youtube.com/watch?v=CYYOVu_iWnY

これは上特任教授が事務局を務め、黒岩知事も発起人に名前を連ねておられるシンポジウムです。(※ 資料2)

この講演の中で久住氏は「今のところ『立川・内科』で検索すると医療機関として単独のホームページではトップです。『ワクチン立川』『ワクチン』というキーワードとかは、かなりニッチなのでSEOとしては狙い目ですけれども、こういうふうにして積極的に情報提供をやっていると、いわゆるホームページ作成会社につくってもらって終わりじゃなくて、例えばこれからの時期『インフルエンザ』とか、『風邪』『会社帰り』とかキーワードを適当にちりばめるということで皆様に見ていただけます」と発言しています。

この他にも、ダイアモンド・オンラインで公開されている、ナビタスクリニック立川の開業に関わった、小澤隆生YJキャピタルCOOのインタビューには「(ナビタスクリニックの企画立案を引き受けた時に)価格が自由な自由診療で需要が大きい『インフルエンザ予防』、『花粉症予防』に力を入れた。近隣の相場より10%安くし、『立川』『インフルエンザ』のキーワードで(ネット検索対策の)SEOを施した

とあります。

http://diamond.jp/articles/-/41709?page=4

さらに医療法人社団となった現在の鉄医会の公式サイトにも「ナビタスは街のワクチンステーションです」と記載されています。(※ 資料3)

つまり久住氏がワクチンをすすめているのは感染症の拡大を阻止するというよりも、自由診療で売り上げを伸ばすための経営戦略ではないでしょうか。

  1. ロハス・メディカル発行人 川口恭氏の利益相反について

1 『ロハス・メディカル』は公平・中立な媒体ではない

川口恭氏は『ロハス・メディカル』というフリーペーパーを発行する株式会社ロハスメディアの代表取締役です。ロハス・メディカルの公式サイトには「医療従事者と社会の善き志を繋ぐ月刊院内情報誌『ロハス・メディカル』は、首都圏・ 関西・九州の基幹病院に配置、正確で分かりやすい医療情報を発信しています」と記載されています。

しかし、久住氏が所属する上特任教授の研究室の公式サイトのスタッフ紹介によると、上特任教授が「ロハス・メディカル 医師35人の合同編集委員会 委員」であることが明記されています。

http://expres.umin.jp/staff/index.html#p1

2 アインファーマシーズに買い取ってもらいグラクソ・スミスクライン社の広告を掲載している。

この他にも疑問点がいくつもあります。例えば、上特任教授の研究室の公式サイトからダウンロードできるロハス・メディカルのバックナンバーには、グラクソ・スミスクライン株式会社の宣伝広告が掲載されており(※ 資料4)久住氏やアインファーマシーズの上席執行役員、土居由有子氏が連載記事を持っていることがわかります。(※ 資料5)

公式サイトで公開されている媒体資料には「アインファーマシーズグループ全国500店舗に無料配置」「買い取ってくださっています」と記載されています。(※ 資料6)

さらに2015年5月号のロハス・メディカルの表紙と裏表紙の写真を添付いたしましたのでご覧下さい。裏表紙にはグラクソ・スミスクライン株式会社のサーバリックスの販売促進の広告が掲載されています。(※ 資料7)

当連絡会はワクチンの必要性と接種拡大を求める神奈川県予防接種研究会の構成員が、ワクチンメーカーから広告収入を得ていたことは、決して看過できない重大な利益相反であると考えます。

3 ロハス・メディカルは医療法人社団鉄医会ナビタスクリニックの「広報誌」

医療法人社団鉄医会ナビタスクリニックを調べていくとその前身というべき『コラボクリニック新宿』という診療所が存在していたことがわかります。この『コラボクリニック新宿』を取りあげたニュース番組の特集が2007年に放送され、上特任教授がYouTubeで公開しています。

https://www.youtube.com/watch?v=wGDIWUfLf-A

この特集の中で、コラボクリニック新宿では様々な立場の人が参加する定例会議を開き、そこで経営戦略をたてている様子を紹介しています。

動画には、この会議に川口氏が出席していることがわかります。(※ 資料8)この映像から、川口氏のロハス・メディカルは上研究室と連動して動く媒体であることがわかります。

つまりロハス・メディカルは発行当初から、医療法人社団鉄医会ナビタスクリニックの売り上げを伸ばすための『広報誌』のような役割を担ってきたのではないでしょうか。

黒岩祐治神奈川県知事への抗議と質問

以上のことから当連絡会は久住氏と川口氏が神奈川県予防接種研究会の構成員としてふさわしいと思いません。神奈川県の公式サイトによると、神奈川県予防接種研究会の構成員の任期は平成27年9月2日までの2年間となっています。万が一にも久住氏と川口氏が再任されることなどあってはならないと考え、黒岩知事に抗議するとともにお尋ねいたします。

黒岩知事は上特任教授の『現場からの医療改革推進協議会』の発起人のお一人でシンポジウムに何度も登壇されていらっしゃいます。黒岩知事が神奈川県予防接種研究会を立ち上げ、構成員を自ら選んだことを明らかにしたのも、2013年11月に行われた第8回シンポジウムの会場でした。(※ 資料9)

https://twitter.com/KamiMasahiro/status/399362602398019584

黒岩知事。神奈川版ACIPを立ち上げた。メンバーは自分で選んだ。ポリオの会小山さん、ナビタスクリニック久住医師、ロハスメディカル川口さん、細菌性髄膜炎ワクチン問題に取り組んでおられる高畑さんなどを入れた。

従って黒岩知事は、上教授の研究室がアインファーマシーズの寄付講座であることなどをもちろんご存じだと思います。重大な利益相反を抱えている久住氏と川口氏を、あえて構成員に選んだ理由をおきかせください。

「子宮頸がんワクチン

の被害を訴える方々は今も増え続けております。子宮頸がんワクチンを推進してこられた黒岩知事には、神奈川県民だけでなく国民に広く説明する義務が生じています。

 

以上

 

【黒岩知事より回答がありました。H27.9.2付】

黒岩知事・回答

 

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